雨山智子 / Circle I,Ⅱ
2005年ごろから始めた、インクジェット出力による写真プリントの布と手捺染の布を組み合わせた作品の新しい形。くり抜いた紙に布を貼って、組み立てていくことで奥行きをつくり出している。ひとつひとつの円の中の光景が様々であり、これまで重ねてきた「時」を表現している。
雨山智子 AMEYAMA Tomoko
東京都目黒区にて活動
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003104684343
http://www.kenkotoshi.com/professional/category02/15.html
2023年9月20日〜10月2日 国立新美術館(東京)で新制作展スペースデザイン部に新作を発表
profile
1956年 東京生まれ
1979 年 文化女子大学家政学部生活造形学科卒業
1888 年 ~ 新制作展
1993 年 〜 個展8回 (ギャラリーアメリア、ワコール銀座アートスペース、いりや画廊)グループ展、企画展多数
新制作協会会員/日本建築美術工芸協会会員
受賞歴
1995年、2003年 新制作展新作家賞受賞
近年の展覧会
毎年 新制作展スペースデザイン部2021 個展〜時の重なり(いりや画廊)
代表作品
2006年 玉川高島屋ショッピングセンター南館エントランスホール(1年間展示)
2012年 ヴィアイン新宿アートワーク
2016 年 蒲郡市葬祭場アートワーク
草間喆雄 / HOKO
京都祇園祭をテーマに、糸布・コイリング技法を使用し制作しました。
草間喆雄 KUSAMA Tetsuo
profile
1969年 武蔵野美術大学卒業、川島織物勤務
1973年 米国クランブルックアカデミーオブアート大学院修了
1975年 州立ユタ大学芸術学部助教授
2011年 岡山県立大学デザイン学部名誉教授
個展
1987・90・93・99・01・05年 ワコール銀座アートスペース
2013年 奈義町現代美術館、岡山
2019年 熊野古道なかへち美術館、和歌山
2021年 岡山県立美術館
グループ展
1977年 第8回国際夕ペストリービエンナーレ展(ローザンヌ州立美術館・スイス)
1987年 国際テキスタイルコンペテイション‘87京都(国立京都国際会館)
1995年 ジャパニーズスタジオクラフト(ビクトリアアンドアルバート美術館・英国)
2002年 Small Works in Fiber展(ロングハウスリザーブ、ニューヨーク/SOFA・シカゴ)
2005年 The 4th Cheongju International Craft Biennale展(Cheongju・韓国)
2011年 Fiber Futures: Japan′s Textile Pioneers展(Japan Society・NewYork)
2013年 The 8th Cheongju International Craft Biennale(Cheongju・韓国)
2014年 The 8th International Fiber Art Biennale Exhibition(南通・中国)
2016年 革新の工芸 ―“伝統と前衛”、そして現代― 展(東京国立近代美術館工芸館・東京)
2017年 2017金沢・世界工芸コンペティション(金沢21世紀美術館・金沢)
2019年 第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ (金沢21世紀美術館・金沢)
受賞
1976年 米国芸術基金(NEA)クラフトマンフェロウシップグラント
1989年 芸術選奨文部大臣新人賞・美術部門
2012年 第7回国際ファイバーアートビエンナーレ展 銀賞・中国
2013年 マルセン文化賞
2014年 第8回国際ファイバーアートビエンナーレ展 銀賞・中国
2015年 岡山芸術文化賞 グランプリ
2022年 岡山県文化賞
倉内 啓 / 型絵染屏風による『花の宴』(二曲型絵染屏風「輪櫻」、他五点)
今回の展示の為「輪櫻」等、計六点の“枝垂れ桜”をモチーフとした型絵染屏風作品だけを集めました。モチーフや技法は同じなのですが、その時々の思いや出来事に影響された、それぞれが全く違う表現になっている姿も楽しんでいただければと思います。国宝薬師三尊像様のお膝元で展示できる喜びを感じております。季節はずれですが『花の宴』を楽しんでいただければ幸いです。
倉内 啓 KURAUCHI Hiroshi
勤務先 :広島市立大学芸術学部 https://www.hiroshima-cu.ac.jp/
次回展覧会:
2023.09.01〜9.24 第24回染・清流展(染・清流館:京都) http://www.someseiryu.net/
2023.10.25〜10.30 第77回 新匠工芸会展 (東京都美術館)
2023.11.15〜11.19 第77回 新匠工芸会 京都展 (京都市京セラ美術館別館) http://www.shinsyoukougeikai.jp/
Profile
1961年 岡山市生まれ
1975年 京都市芸術大学大学院美術研究科(染織)修了
1987年 日本毛織株式会社入社(1990年3月まで)
1990年 沖縄県立芸術大学美術学部デザイン工芸学科助手(1994年3月まで)
1994年 広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科助手(2013年 同教授、現在に至る)
受賞歴
1991年 第46回新匠工芸会公募展 新人賞(同:1992年 第47回展)
1994年 第49回新匠工芸会展 会友賞
1997年 第49回京展 京都新聞社賞
1998年 京都市芸術新人賞
1999年 第54回新匠工芸会展 富本賞(同:2012年 第67回展、2020年 第74回展)
2000年 2000京都美術工芸展 優秀賞
2004年 第59回新匠工芸会展 稲垣賞(同:2017年 第72回展)
代表作
1991年 「島の端 揺らして」(四曲屏風)(ワタナベ楽器店所蔵:京都)
1999年 「ヒソヤカナ祈り」(二曲屏風)(第54回新匠工芸会展 富本賞)
2000年 「ISLAND SEA SCAPE」(二曲一双屏風)(染・清流館所蔵:京都)
2004年 「逃げ水を掬い上げて」(二曲屏風)(第59回新匠工芸会展 稲垣賞)「白き月を孕む」(四曲屏風)(清流亭所蔵:京都)
2012年 「花のあとさき」(染パネル)(第67回新匠工芸会展 富本賞)
2013年 「白の降る」(染額)(パレスホテル東京所蔵:東京)
2017年 「輪櫻」(二曲屏風)(第72回新匠工芸会展 稲垣賞)
2020年 「絶えまなく降り積もる」(染パネル)(第74回新匠工芸会展 富本賞)
佐伯和子 / 布から紙へ
廃棄繊維からつくるコットンパウダーと和紙素材をミックスして作ったハイブリッド因州和紙を使った作品。
佐伯和子 Kazuko Saeki
Profile
色と質感にこだわったタピストリーを、ホテルや病院などの公共空間に多数展開している。
1973年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業後、タピストリー作家として活動を始める
新制作協会新作家賞 日本クラフト展優秀賞 清州ビエンナーレベストアーティスト賞 現在新制作協会所属
個展開催15回
近年のパブリックワーク
新荘副都心庁舎(台湾) ホテルインディゴ軽井沢 協和発酵キリン 新東京病院 三井海上火災本社 埼玉ガンセンター
北海道医療センター HITO病院 ハイアットホテル金沢 ラッフルズホテル(バリ) 小野薬品本社 癌研究所病院
ヴォーリス記念病院 川西総合医療センター 岡田茂吉研究所美術館 洗足学園
半谷 学 / 華曼荼羅
社会から見捨てられたものを独自の技法で蘇らせた材料で作品を制作しています。
総本山醍醐寺にも宝物として収蔵されている 「曼荼羅」の世界観を私なりに表現致しました。
半谷 学 HANGAI Manabu
ホームページ http://www.hangais.com/art.htm
SNSのURL https://www.instagram.com/hangai_manabu/
https://www.facebook.com/hangai.art.works
展覧会予定
中之条ビエンナーレ国際芸術祭 2023年9月9日~10月9日 群馬県中之条町
農村舞台アートプロジェクト 伊雑神社 2023年 9月12日~9月23日 愛知県豊田市
半谷学展 ギャラリーナユタ 2023年 11月3日~12日 東京都銀座
Profile
個展での作品発表のほか、国内外のアート展への参加、パブリックアートとして各地の公共空間への作品設置、環境問題を楽しく考えるワークショップに注力しています。
1963年 北海道 帯広市に生まれる
1988年 武蔵野美術大学 大学院 造形研究科修士課程修了 美術家として活動を始める
1992年 イタリアに滞在して遺跡や遺構を旅する/2003年 群馬県みなかみ町と北海道帯広市に制作拠点を構える
2023年の活動
昨日の名残 明日の気配 札幌芸術展 札幌芸術の森美術館 札幌市 北海道
農村舞台アートプロジェクト 伊雑神社 豊田市 愛知県
JRタワー・アートプラネッツ・ラスト展 札幌駅エスタプラニスホール 札幌市 北海道
半谷学展 さしがさばな – 差傘花12 ギャラリーナユタ 銀座 東京都
半谷学展 開花室2 廊ー KOHBUNDO 帯広市 北海道
藤原郁三 / 陶彫邪鬼三部作(自在鬼/阿吽鬼(重鬼)/石炎鬼)
「陶壁」は建築空間演出の脇役である。「邪鬼」も又、仏教彫刻における脇役である。始めは四天王の眷属でありながら、足元に踏みつけられている姿から仏敵の象徴として鬼の姿に変えさせられ、悪役にさせられた。同じ脇役としてそこに共感を覚え四天王から解放して、古代インドのヤクシャー神もどしたいと願い造形している。邪鬼を自然に返すべく陶壁制作とは対極の穴窯による自然釉で焼成。
藤原郁三 FUJIWARA Ikuzo
URL fujiwaratobo.com
E-mail ikuzo@olive.ocn.ne.jp
新制作展(国立新美術館)2023年9月20日~10月2日
栃木県立宇都宮工業高校100周年記念陶壁制作中 2023年11月1日記念式典までに完成予定
Profile
1946年 大阪生まれ
1970年 東京芸術大学美術学部日本画科卒業、京都の河合紀氏に師事し、陶壁制作を始める
1975年 益子にて独立
1983年 藤原陶房設立
1989年~ 新制作スペースデザイン出品(92,93新作家賞、94会員推挙)
1992年 陶壁作品集(京都書院)出版
1994年 陶彫による「邪鬼」の制作を始める
(新宿伊勢丹、岡山天満屋、京都大丸、大阪阪急等、全国各地の百貨店、ギャラリーで展覧会開催)
2003年 「邪鬼‒藤原郁三陶彫集」(叢文社)出版
2007年 パリ日本陶芸展(France Paris エスパスベルタンポワレギャラリー)
I.E.A.C. 大陸に於ける韓国と日本、フランスの陶展(France Guebwiller)
2012年 蛍硝子が第4回ものづくり日本大賞 優秀賞受賞(経産省)
2015年 藤原郁三 環境陶芸展(東大阪市民美術センター)
2017年 〃 (Dublin Arts Council Ohio U.S.A)
2019年 「陶壁-栃木県陶壁事情」本 文星芸大出版
83回新制作展委員長(国立新美術館)
これまでに栃木県立博物館や東京大学小柴記念ホール、京都府立医科大学病院、地下鉄二条城駅等、全国各地に陶壁、陶モニュメント、リサイクルガラスアート(蛍硝子)を手がける(約700カ所)
現在、新制作協会会員
村田 好謙 / 光に包まれて(2曲屏風)
天空から降り注ぐ光と水に育まれる生命。儚くも散りゆく花びら。
しかし再び水から芽を吹き出し、やがて光を目指して咲き誇る大輪の蓮の花。
この様な生命の尊さを蓮の姿を通して表現しています。
レリーフで表現した光を金色に、対して水の部分は、あえて奥深く美しい漆黒に
宇宙の様な果てしない空間の広がりを見出し、螺鈿で強調しました。
村田 好謙 MURATA Koken
好謙漆工房主催・日展会員・日工会常務理事、事務局長
京都府工芸美術作家協会副理事長・創工会会員
京都精華大学講師・日本躾の会文化委員
好謙漆工房 e-mail koken@iris.eonet.ne.jp
Profile
1956年 京都に生まれる
1975年 京都市立日吉ヶ丘高等学校美術工芸課程漆芸科卒業
漆工奨学賞受賞 漆芸作家服部峻昇氏に師事
1976年 日展初入選 以降入選29 特選2 無鑑査2 審査員2 会員賞
1988年 京都府工芸美術作家協会展 京都府知事賞受賞
1996年 アムステルダム・マーストリヒト個展(オランダ)
2000年 京都市芸術新人賞受賞
2001年 京都の工芸展(京都、東京近代美術館)
京都の工芸inエディンバラ展(イギリス)
2005年 日本・ノルウェー、交流100周年記念展(ノルウェー)
2007年 日展100年記念展、特選受賞・キアフアートフェアー(韓国)
2008年 日本・フランス交流150周年記念工芸京都展(フランス)
2009年 日展特選受賞・朝日現代クラフト展・京展・全関西展審査員
2011年 日工会展内閣総理大臣賞受賞・日中交流芸術大賞展大賞受賞
2013年 日本・ベトナム交流40周年記念工芸京都展(ベトナム)
2015年 日展審査員・フィールド・アート・プロジェクト審査員
2016年 京都府文化賞功労賞受賞
パリ10人展(フランス)・台日芸術交流展(台湾)
2017年 シーボルトハウス現代漆芸展(オランダ)
作家協会選抜展(中国)・アートフェアー(香港)
2018年 上海劉海粟美術館京都工芸選抜展(中国)
2019年 日展会員賞受賞
2021年 日工会展文部科学大臣賞受賞
八幡 はるみ / GARDEN 202309
延々と続く「植物模様の世界」を作った。植物画像をPCの中で解体し、再構成することで得られる特殊な世界観。それはこの世のものであり、この世のものでない。つまりこの作品「GAEDEN」には完成形がない。展示場所や年次に応じて変化する。それは庭仕事(ガーデニング)の意識に近い。
八幡 はるみ YAHATA Harumi
伝統から先端までの様々な染色技法を用いて意匠を重ねていく表現的な美術作品を発表する。同時に衣服や着物、その他のプロダクトも手がける。染色が持っていた同時代生や新奇性、娯しみを取り戻すことをめざして活動している。
https://www.yahataharumi.com
Profile
1956年 大阪府生まれ
1982年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
現在 京都芸術大学教授、京都工芸美術作家協会会員
主な展覧会
2002年 <素材×技術>からフォルムへ(ペトロナスギャラリ-、マレーシア)
2007年 現代の工芸−素材と造形思考(茨城県つくば美術館)
2008年 個展「GARDEN」(高島屋日本橋店画廊X、東京)
2010年 近代染色の展開と現在(茨城県つくば美術館)
2013年 個展「工芸・東洋館を祝う」(大原美術館工芸館・東洋館、倉敷)
2016年 革新の工芸“伝統と前衛”そして現代(東京国立近代美術館工芸館)
2019年 京都の染織(京都国立近代美術館)
2021年 Colors(京都術大学ギャルリオーブ、京都)
2022年 個展「宇宙を言祝ぐ」(染・清流館、京都)
2023年 個展「GARDEN」(ヤマザキマザック美術館、名古屋)
受賞
1996年 京都市芸術新人賞
2020年 京都美術文化賞
2021年 京都府文化賞功労賞
コレクション
東京国立近代美術館、国立国際美術館、京都文化博物館、京都市立芸術大学、染・清流館
山口和加子 / 森のオブジェ
和紙・紙糸・ワイヤーで作った葉のような形をひとつのモチーフとして並べて、構成しています。森の木々、葉や花が重なって、さらさらとさわやかな風が吹いてくるような空間を表したいと思いました。
山口和加子 YAMAGUCHI Wakako
sakura-report-w@kdr.biglobe.ne.jp
2023年9月20日∼10月2日 新制作
受賞歴
1986年 ドイツ JUGEND JUSTALER入賞
1995年 新制作展スパースデザイン部新作家賞受賞
2005年 TEXTILE 05 KAUNAS ART BIENNIAL(リトアニア)他
代表作品
大田区産業プラザ特別会議室、大洗鴎松亭、商工中金ゲストルーム、山梨県立中央病院、新東京病院 他
吉田 淳子 / 波のかたち Wave Shape
和紙を使って制作しています。和紙は染色する色によってどのような色にも変えられ仕上がりに違いを感じ、その変化に驚かされています。 この作品は、一本づつひねることによって和紙の強さや柔らかさを表し、自然が作り出す湖面のかがやきや美しさを波のかたちに表現しました。
吉田 淳子 YOSHIDA Junko
第86回新制作展 2023年9月20日ー10月2日 国立新美術館
Profile
1957年 茨城県生まれ
1978年 文化女子短期大学生活造形科卒業
1987年 工芸都市高岡クラフト展金賞受賞
1995年 新制作展新作家受賞
2000年 第21回インパクトアートフェスティバル(京都市美術館)
2005年 TEXTILE05 KAUNAS ART BIENNAL(リトアニア)
2008年 ミニアートテキスタイルコモ(イタリア)
2015年 グランコスモ武蔵浦和エントランスホール
2017年 グランダ豊中
2023年 グランダ緑地公園