▶万博に向けた取り組み
「ALL NARA MARKET」で吉野林業をPR
大吉野杉・吉野桧の鉋くずを、来場者が実際に香りを嗅ぎ比べできる体験型展示を実施しました。また、吉野杉の一膳箸を配布し、吉野材の質感・香りに直接触れてもらう機会も提供しました。さらに、耕作放棄地を活用して生産した酒米を原料に、町内3つの酒蔵が協力して立ち上げた日本酒ブランド「吉野正宗」を販売しました。「吉野正宗」は同じ酒米を使用しますが、各蔵がそれぞれの技術と個性で醸造することで、異なる3種類の味わいが楽しめます。
「ALL NARA HARMONY」で「挑戦の地、吉野」をPR
機運醸成企画の実施(シティドレッシング)
「よしのウッドフェス」というイベントの開催場所は、木材産業の集積地です。「よしのウッドフェス」とは、マルシェや木工体験、吉野の木と歴史を学べるツアーなどが行われるイベントです。当該イベントの主催が提案したベンチは、万博会場で設置・使用され、イベントでもそのベンチが展示されました。また、桜のシーズンにはおよそ30万人近い観光客が吉野町を訪れ、鉄道を利用される方が増加することから、近鉄吉野駅にものぼりを立てることで、PRを図りました。
▶万博での成果
吉野材のブランド認知の向上
香り体験や一膳箸の配布により、吉野杉・桧の特徴を五感で理解してもらえ、素材そのものへの関心が高まりました。
「吉野正宗」を通じた地域ブランド価値の向上
耕作放棄地を活用、三蔵それぞれの「吉野正宗」というストーリーが来場者に刺さり、地域資源を活かした取組としてPR効果を獲得しました。また、購入を通じて、多くの日本酒ファンへの認知拡大につながりました。
吉野町の姿勢(”挑戦の地”)の発信
伝統資源に依存するだけでなく、新たな挑戦を続ける地域であるというイメージを発信できました。
国内外を問わない多くの来場者との接点を拡大
万博の場を通じて、幅広い層に直接アプローチでき、観光・移住・産業など多方面の関心を喚起する契機となりました。





