第3回日本国際芸術祭 主催者企画 スーパーヨットで大阪湾~せとうちを結ぶ社会実証実験を実施

主催者企画


スーパーヨットで大阪湾~せとうちを結ぶ社会実証実験を実施


一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構

2025年9月29日(月) ~30(火)

※開催終了しました

乗船したスーパーヨットが、新岡山港を出港

開催目的・趣旨

2025 年大阪・関西万博会場―瀬戸内国際芸術祭会場を、(*)スーパーヨットで大阪湾~瀬戸内海を結ぶ社会実証実験を9 月29~30 日に行いました。同実験で岡山、香川、兵庫、大阪の各県を巡って視察調査で得た知見を基にし、歴史、伝統、文化にあふれる瀬戸内海の多島美を世界にアピールするために、「世界のせとうち宣言」をまとめました。本企画を通じ、思いを同じくする関係者に対する羅針盤とし、瀬戸内の国際的な観光地位向上を目指し、後世へ継承してゆく機運の醸成を図りました。

(*)スーパーヨットとは、概ね全長80フィート以上(約24メートル以上)の高級大型クルーザーをいう。
広い居住空間と豪華な設備を備え、海上を運航する高級ホテル的な存在で、富裕層~超富裕層がそこでレジャーはもちろん、商談の場などとしても活用できる仕様を備えている。その経済効果は大きく、寄港地に1隻が1日に落とす金額は100~200万円程度とされている。

背景

かねてより(一社)夢洲新産業・都市創造機構では、アート・デザイン・サイエンス・テクノロジー・経済の共創と、日本の最高の美と心を世界に発信する「日本国際芸術祭」を継続開催するとともに、2025 年日本国際博覧会とその先の未来社会のあり方の検討を深めておりました。その一環で、せとうちに眠る日本文化遺産を発掘し、繋ぎ、インバウンド観光客に高付加価値な文化体験を提供出来ないか、検討を進めてきました。
日本では特定の地域に観光客が集中するオーバーツーリズムが社会問題化しております。その解決策の1 つとして、首都圏と関西圏を結ぶゴールデンルートの他に、関西圏~瀬戸内海~九州圏までを結ぶ「西のゴールデンルート」を開発、整備。インバウンド観光に関して、経済効果の大きい富裕層~超富裕層も対象にして量から質への転換を図り、それらの圏域を海上ルートで結ぶことで、陸・海・空がシームレスに連携できれば、より日本文化の全世界への発信、観光活性化、地域振興、地方創生に寄与します。

行程

船内の模様
船上より
1日目(9/29)

備前焼 茅葺きギャラリー陽山居 (日本の土器文化に通じる伝統を学ぶ)@岡山県

当日の模様
備前焼窯(陽山居WEBサイトより転載)


瀬戸内国際芸術祭作品 ワン・ウェンチー「抱擁・小豆島」鑑賞 @香川県

当日の模様
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ヤマロク醤油(日本の発酵文化の代表である醤油蔵を訪ね、伝統と革新を学ぶ)@香川県

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意見交換会開催 オリビアン小豆島 @香川県

意見交換会の模様
2日目(9/30)

ユニバーサルシティポート @大阪府~神戸港~大阪・関西万博

神戸港
大阪・関西万博 会場より大屋根リングを臨む

水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」見学

「アオと夜の虹のパレード」イメージ(WEBサイトより転載)

船舶について

Horizon-80Creation社 80ft級
WIND社 58ft級

世界のせとうち2025宣言

この実験を基にし、歴史・文化と伝統にあふれた瀬戸内海の多島美を世界にアピールするために「世界のせとうち2025宣言」を9月29日にまとめました。それをもって思いを同じくする関係者に対する羅針盤とし、瀬戸内の文化資源の磨き上げと国際的な観光地位向上を目指し、後世へ継承してゆく機運の醸成を図ってゆきます。

スーパーヨットで大阪湾~せとうちを結ぶ社会実証実験 についてのお問い合わせ
(一社)夢洲新産業・都市創造機構 事務局 06-6136-8803