河内長野市(大阪府)
かわちながのし/KAWACHINAGANO CITY
河内長野市は、大阪府の南東端に位置し、東は奈良県、南は和歌山県と接しています。大阪都心から約30分という都市近郊にありながら、金剛山や岩湧山などの山並みに囲まれ、大阪市、堺市に次いで、大阪府内で3番目に広い面積の約7割が森林で、市内に居ながら満喫できる大自然や、水源地としてのきれいな水と澄んだ空気が本市の最大の魅力です。
3つの日本遺産があるいにしえの息吹を感じられるまち
◆ 日本遺産
古くは高野街道の宿場町として栄え、全国有数の国宝・重要文化財数を誇り、「中世に出逢えるまち~千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫~」、「女性とともに今に息づく女人高野~時を超え、時に合わせて見守り続ける癒しの聖地~」、「「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の3つの日本遺産があり、まちのいたるところでいにしえの息吹を感じることができます。
◆ 産業、特産品
市内には、可鍛鋳鉄・ステンレス・ベアリング・つまようじ・すだれなどの地場産業が根付いており、技術やノウハウ、地域との関係など多くの知的資産が蓄積されています。また、享保三年(西暦1718年) から続く河内長野の酒蔵「天野酒醸造元 西條合資会社」の芳り高く醇らかな地酒は、酒通からも高い評価を得ています。
オススメ観光スポット
◆ 関西サイクルスポーツセンター
緑豊かな自然を感じられる1周3kmの「サイクリングコース」や、不思議な動きやかわいい形の「変わり種自転車」など、自転車に特化したアトラクションで楽しく遊びながら健康づくりができる日本有数の自転車テーマパークです。
◆ 天野山金剛寺
平安時代末期、和泉国出身の僧侶・阿観上人が復興を目指して建立し、南北朝時代に入ると金剛寺は南朝の重要な拠点になり、その歴史から各時代の権力者とも深い関わりを持つようになりました。河内長野の銘酒に名を残す「天野酒」は金剛寺の僧房酒で、これを好んだ豊臣秀吉が発行した朱印状も残っています。
◆ 檜尾山観心寺
観心寺の寺号を定めた弘法大師、鎌倉時代末期に活躍した名将・楠木正成など、全国的にも有名な歴史人物と深い縁のある古刹です。国宝や重要文化財などが数多くあり、梅や桜、錦の紅葉で彩られる花の寺でもあり、歴史はもちろん、奥河内の四季折々の表情を楽しめます。
◆ 道の駅 奥河内くろまろの郷
河内長野の魅力がギュッと詰まった道の駅です。観光情報の発信地であるビジターセンター、旬の野菜がたっぷり味わえるビュッフェレストラン、そしてJA大阪南農産物直売所など…知って、食べて、買い物もできる充実の施設です。
◆ あまみ温泉南天苑
明治・大正時代を代表する建築家・辰野金吾氏が手がけた、国内でも数少ない和風建築の旅館で、四方を金剛葛城山系の豊かな自然に囲まれ、日本庭園、天然ラドン温泉などの自然の恵みに加え、明治・大正・昭和の趣を残す建物が、訪れる旅客を癒やします。国の有形文化財としても指定されています。